乳幼児の歯並びを育む習慣
良い歯並びは、毎日の食事や生活習慣の中で舌・頬・唇の正しい動かし方を身につけることで育まれます。0〜3歳の成長段階に応じた、良い歯並びを育む習慣をご紹介します。
哺乳期(1〜5ヶ月)
できれば母乳を与える
母乳のメリットは、哺乳瓶よりも抵抗が大きいため、より筋肉を使い時間をかけて飲めることです。味にもバリエーションがあります。
哺乳瓶は適切な乳首を選ぶ
ミルクがよく出すぎない乳首(母乳と同程度)を選びます。
正しい姿勢で授乳する
赤ちゃんの体のどの部分にも緊張がない
足が宙ぶらりんにならない
体がよじれていない
首が曲がっていない
これら注意点は母乳も哺乳瓶も同じで、仰向けでの授乳は禁物です。
心を通わせる
目を見て授乳する
声をかける
授乳時のスキンシップを充実させる(人工ミルクは母乳より一層の心配りが大切)
離乳期(5〜12ヶ月)
スプーンは上唇にこすりつけない
スプーンは上唇にこすりつけず、水平に引きます。唇(特に上唇)を鍛え、後の食べこぼしや口呼吸の予防に繋がります。
離乳食の形態に注意する
5〜6ヶ月:ドロドロ状
7〜8ヶ月:舌で潰せる固さ
9〜11ヶ月:歯ぐきで潰せる固さ
12〜15ヶ月:歯ぐきで噛める固さ
幼児期(1〜6歳)
食べる意欲を育てる
食べ物に興味を持たせ、好奇心を満たしてあげます。
手づかみで食べられるものをあげる
しゃぶる
よだれを出す
お腹を空かせる
鼻呼吸を獲得する
離乳食の時期から唇の力をしっかり養う
断乳の時期を遅らせない
コップ飲みで唇の力を養う
ストロー飲みの開始時期を誤らない
なるべく鼻炎にさせない
正しい飲み込み方の習得
正しい飲み込み方は、舌が上顎にぴったりくっつき、かつ舌が前歯より前方に出ない状態で飲み込むことです。
唇の力を養う
断乳の時期を遅らせない
1歳からはコップ飲み
ストロー飲みは(早くても)コップ飲みができてから
親が良いお手本となる